「外科医の手技と術式」
- 大動脈弁形成術
- 大動脈弁置換術

MICS-AVNeo
正中切開の手術と比べて、小切開手術(MICS)は傷口が小さいため、早期社会復帰と感染リスクの低減を可能にし、患者様の負担を軽減します。また、術後の傷が小さければ、手術をしたことを忘れることもできます。



傷口のイメージ
小切開大動脈弁形成術
(MICS-AVNeo, MICS-Ozaki法)
広い弁面積の獲得
生体弁よりも長持ち
自己心膜(自分の心臓を包んでいる自分自身の膜)を用いて弁を修復する方法です。弁置換術に比べ、より生理的であり、生体弁と同等以上の耐久性が期待できます。
メリットは、
- 生体弁や機械弁よりも弁が大きく開放する
- 弁輪が小さく通常の人工弁に置き換えられない高齢者や出産を希望する女性にも適応
- 血液を固まりにくくする薬(抗凝固薬)の服用を中止できる
これまでは正中切開のアプローチのみでしたが、2023年6月から小切開手術においてこの手術が可能となりました。
